fc2ブログ

鼻血論争

なぜ今頃鼻血論争になるのか、事故直後から問題視して来た私たちには不思議ですが、反響があまりにも大きく、西尾先生のような方が公式にコメントして下さるのは心強いですね。
できる限り応援したいです。

> 北海道がんセンター名誉院長・西尾正道医師が今「鼻血問題」について緊急会見を行うそうです。急な呼びかけですが、お時間の許す方はぜひご参加ください。下に西尾見解をつけます。
>
> 日時:5月23日(金)
> 場所:衆議院議員会館内
> 記者会見:13:00~13:40
> 集会:14:00~16:00
>
> ーーーーーーーーーーーーー
> 2014.5.18
> 鼻血論争について
>
> 北海道がんセンター 名誉院長 西尾正道
>
> 巷では、今更になって鼻血論争が始まっています。事故後は鼻血を出す子どもが多かったので、現実には勝てないので多くの学者は沈黙していましたが、急性期 の影響がおさまって鼻血を出す人が少なくなったことから、鼻腔を診察したこともない放射線の専門家と称する学者達は政府や行政も巻き込んで、放射線の影響 を全否定する発言をしています。
>
> しかし、こうしたまだ解明されていない症状については、根源的に物事を考えられない人には、ICRP の基準では理解できないのです。ICRP の論理からいえば、シーベルト単位の被ばくでなければ血液毒性としての血小板減少が生じないので鼻血は出ないという訳です。
>
> しかしこの場合は、鼻血どころではなく、紫斑も出るし、消化管出血も脳出血なども起こります。しかし現実に血小板減少が無くても、事故直後は鼻血を出した ことがない多くの子どもが鼻血を経験しました。伊達市の保原小学校の『保健だより』には、『1 学期間に保健室で気になったことが2つあります。 1 つ目は鼻血を出す子が多かったこと。・・・』と通知されています。またDAYS JAPAN の広河隆一氏は、チェルノブイリでの2万5千人以上のアンケート調査で、避難民の5人に1人が鼻血を訴えたと報告しています。こうした厳然たる事実がある のです。
>
> この鼻血については、次のように考えられます。通常は原子や分子は何らかの物質と電子対として結合し存在しています。セシウムやヨウ素も例外ではなく、呼 吸で吸い込む場合は、塵などと付着して吸い込まれます。このような状態となれば放射化した微粒子のような状態となり、湿潤している粘膜に付着して放射線を 出すことになります。そのため一瞬突き抜けるだけの外部被ばくとは異なり、準内部被ばく的な被ばくとなるのです。
>
> 健康影響は、不溶性の放射性微粒子が、粘膜が湿潤した鼻・喉頭・口腔・咽頭の広範囲な粘膜に付着すると影響は強く出ます(面積効果)。これらの準内部被曝 という観点では、①セシウムホットパーティクル②不溶性の微粒子③付着して被ばく④面積効果⑤子どもは高感受性、などを評価する必要があります
>
> これらのことを、私は知人である三重大学の先生から情報をいただき、一枚の資料にまとめました。(リンク)
> 事故後の状態では、放射性浮遊塵による急性影響が真っ先に出ます。放射性浮遊塵を呼吸で取り込み、鼻腔、咽頭、気管、そして口腔粘膜も含めて広範囲に被ば くすることになりますから、最も静脈が集まっている脆弱な鼻中隔の前下端部のキーゼルバッハという部位から、影響を受けやすい子どもが出血することがあっ ても不思議ではありません。
>
> また咽が痛いという症状もこうした機序によるものです。この程度の刺激の場合は粘膜が発赤したりする状態にはならず、診察しても粘膜の色調変化は認められ ませんが、粘膜の易刺激性が高まるため、広範な口腔・咽頭粘膜が被ばくした場合は軽度の痛みやしみる感じを自覚する訳です。受けた刺激を無視し、採血や肉 眼的な粘膜炎所見などの明らかな異常がなければ、放射線が原因ではないとして刺激の実態をブラックボックス化するICRP の評価だけでは事実は解明できません。>
> ICRP の健康影響評価では現実に起こっている被ばくによる全身倦怠感や体調不良などのいわゆる「ぶらぶら病」も説明できません。そのため何の研究や調査もせず に、精神的・心理的な問題として片付けようとする訳です。今後、生じると思われる多くの非がん性疾患についても否定することでしょう。鼻血論争は、未解明 なものは全て非科学的として退け、自分たちの都合のよい内容だけを科学的とする従来のICRP 主義の人たちの発言の始まりでしかないと思います。>
> (追加) 世界で初めて証明されたセシウムホットパーティクルの論文サマリーに私の見解も入れたスライド原稿と、2104 年4 月の東京での放射線像展の写真で不溶性の放射性物質が付着している写真を付けておきます。
> 医学論文で、空気中の粒子状ダストが鼻血を増加するという報告もありますし、放射線治療においては常識的なボリューム効果(この場合は付着した面積効果) 等の要因も考えると、放射線が原因では無いとは言い切れないと思っています。こうした放射性微粒子が2 年経っても付着していることが写真で証明されています。洗ってT シャツを測れば、放射線が検出できるのはこのためです。

市民測定所勉強会

先日(1月10日)、つくば市民測定所で「測定」を行い、「これまでの傾向」のお話を伺いました。以下報告です。
講師はつくば市民測定所スタッフのOさんです。
測定したのはつくば市産の「原木生椎茸」1kgです。

ハンディミキサーですりつぶしたものを持参し、3時間かけて測定所のNAIシンチレーションで測定しました。放射線がカウントされていく様子が刻一刻とモニターに映し出されます。対照値として水の曲線が出ています。その線、つまり何もなければこの曲線に一致するはず、という線から大きく外れて動いているグラフに、やっぱりこれだけあるんだな~ということを実感しました。
測定結果は以下のとおりです。(以下単位はBq/kg)
Cs137:24.8、(検出下限値1.69)
Cs134:11.0、(検出下限値1.55)
合計35.8±5.68(統計誤差)
という結果でした。
測定所では興味深いデータが次々と紹介されました。ピックアップすると
*つくば市産の農産物については2013年度は検出されないものが多い。
*心配されている米、豆類もほとんどが不検出だが、山からの自然水を使っている田んぼの米では検出される。また、そうした畦で作っている大豆も。。。これまでもっとも環境に優しいとされてきたやり方で汚染が際立ってしまうという皮肉な結果がここでも現れている。
*ブルーベリー、梅など樹木の実については差が大きいが、2013年度は最大でも20程度なので、市の測定では不検出となる。
*豆類は自然界由来のカリウム40が多く、検出ピークが近いCs134と誤計測されることがある。この場合、Cs137が検出されなければ理論的におかしいので、誤計測としてCs不検出としている。
こうした、地場産農産物が比較的安心できる数値になってきているのに対して、、、
道路脇などはつくば市吾妻4000~7000、阿見町10000~20000という桁違いの汚染でした。また福島県から持ち込まれた松ぼっくりでは10000~30000という値でした。食物を通してより、呼吸や遊びを通しての内部被ばく対策を考えなくてはならないようです。
路傍の土や自然物がどの時期にどれくらいの汚染なのかを知っておくことは特に小さい子を持つ親にとって、あるいは学童であっても大事だと改めて思いました。

ちなみに、路傍の土計測は100mLの土持参でわずか30分、¥500で結果が出ます。気になるところをどんどん測りに行きましょう!


その後のランチミーティングでは、ボランティアで小学校の周りを継続的に計測しているグループ、せっかく埋めた汚染土の上に畑を作る計画がある学校の話、事故前はいろいろなものを測ったが、有意な値が出た記憶がないという専門家の話などいろいろな話題が出ました。
正直、もう何もなかったことにしたいと思うことも多い今日この頃ですが、やっぱりそこにあるものはあるし、考えていかなくてはならないことだと改めて思いました。
以上、報告いたします。

国会請願行動に参加してきました


11/12(火)、原発事故被害者の救済を求める国会請願行動が行われるということで、@つくばのメンバーも参加してきました。
日比谷図書館のホールで集会が行われ、子ども被災者支援法と原発事故被害損害賠償の時効問題について現状が報告されました。そのあと、福島そして関東ホットスポットに住む方の生の声、、、怒りと悲しみとやるせなさに振り絞るようにして想いを語る声、、、に耳を傾け、いざ!出発です!


シュプレヒコールはこんな感じです。
「支援法生かせ!」
「子どもを守ろう!」
「被害者の声を聞け!」
「20ミリ撤回!」
「1ミリ守れ!」
私、最近のニュースについていけてなくて知りませんでした。
政府はまた「年間20ミリsvまで被曝して大丈夫」なんて言ってるんですって?!?
あり得ません。
そのニュースを確認した今も信じられないくらいです。

議事堂が見えてきました。お昼時というのもあって沿道にはスーツを来た人たちが結構歩いています。この辺りではデモ行進が見慣れた風景になっているのでしょうね。
どんな思いで見ているんでしょうか。

経産省前テントです。
2年半経った今も活動を続けている皆さんがいます。装いに年季が入ってきましたね。テントから出てきた人と手を振り合います。


総理官邸前交差点を斜めに横切ります。コールの声が大きくなります。巨人に向かうアリの気分がMAXになります。

衆院前につくと、こんな風になっていました。あ!渡辺喜美!くらいしかわかんないけど、神妙な面もちで私たちを出迎える議員の皆様です。

署名用紙の入った箱が置かれます。今日は7万筆以上集まったものを台車で運んで来ていたのでした。福島のお母さん、お父さん4、5人の方がマイクを使って一人一言訴えます。皆さん訴えることは同じです。
「子どもたちを助けて下さい!守って下さい!」

渡辺さんから順に、各党代表の方が答えます。「一緒に戦って」くれるそうです。さすが国会議員、お話が上手で本当にそうしてくれるような気がしてきます。


また歩いて、今度は参院前です。
支援法を何とかしようと一緒に動いてくれたという、福島みずほさんと川田龍平さんが見えます。(それしか分からなくてごめんなさい^^;)

ここでも署名用紙を渡し、今度は関東ホットスポットのお母さんたちの声です。
「福島を始めとする、年1ミリを超える地域に住む子供たち助けて下さい!」
こちらでは初めから一緒に動いてくれた議員さんがいるせいか、和やかな雰囲気。
私も「お願いします!」と声をかけます。

また少し歩いてもうすぐ解散地点、というところで自民党が見えてきました。
「自民党は被害者の声を聞けー!
「自民党は事故の責任をとれー!」
自然にコールが変わっていきます。
どうしても「祝!オリンピック」の垂れ幕に悪意を感じてしまいます。

ここで今日の会はお開きでした。
署名は引き続き集めて、第2次集約の今月末までに10万筆目標です。
皆様も是非ご協力をお願いします!

第1回 甲状腺エコー検査(関東子ども健康調査支援基金)

10月12日、つくば駅前の会場で第1回甲状腺エコー検査が行われました。
@つくばメンバーのお子さんも多数受診しました。
結果については追って公表の予定です。

主催は「関東子ども健康調査支援基金」。
@つくばは賛同団体として名を連ねており、今後も継続的にお手伝いしていきます。

以下、遅くなりましたが第1報として東京新聞の記事です。
↓↓↓↓
『市民と医師協力つくばで1回目実施、地域拡大へ

「健康問題を  考える契機に」


 東京電力福島第一原発事故に伴う放射性物質の健康への影響を調べるため、常総生活協同組合(守谷市)や市民有志らが、医師の協力で主に子どもを対象に「甲状腺エコー検査」を始めた。十二日、つくば市内でスタートし、来月にかけて、ひたちなか市や守谷市、千葉県内でも実施する。 (松尾博史)


 「本来は国などが健康調査を実施するべきだが、その動きが見られないので、市民レベルでできることをやりたい」と企画。同生協や市民有志が「関東子ども健康調査支援基金」を設立し、市民らから幅広くカンパを募り、約三百万円の検査機器などを購入した。


 チェルノブイリ原発事故では、放射性物質の内部被ばくによる子どもの甲状腺がんが報告されている。福島県では、原発事故を踏まえ、子どもたちの健康を長期にわたり見守るため甲状腺検査を実施している。隣接県民からも検査を要望する声が上がっている。


 十二日は、北海道がんセンター名誉院長で医師の西尾正道さん(66)らが検査を担当し、市民有志約三十人が受け付けなど会場での作業を手伝った。検査は医療機関で受診した場合と比べて格安の一人あたり千円ほどのカンパを呼び掛け、県南地域の子どもを中心に約百二十人が受診した。検査結果を記した書類などは、その場で保護者に渡された。


 中学生から小学生までの子ども三人を連れた坂東市内の主婦(36)は「受診することによって安心できるので、助かる」と話した。


 西尾さんは「(原発事故後、医師として市民が抱える)不安への対応も大きな仕事と考えるようになった」と協力した。原発事故による県内在住者の健康面への影響は「それほど神経質になる必要はないが、問題意識を持って健康管理をすることは悪いことではない」と指摘する。


 同基金共同代表の荻三枝子さん(60)は「『もっと医師の話を聞きたい』という保護者もいた。基礎知識を学ぶ学習会や講演会を開いた方がいいのかもしれない」と初開催の感想を話した。


 同基金は今後も活動を継続するために、カンパへの協力を呼び掛けている。問い合わせは、常総生協=電0297(48)4911=へ。』

またその日のNHKニュースでは西尾先生のコメントがこのように紹介されていました。
(書き起こし:http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3330.html)

北海道がんセンター西尾正道名誉院長:
「問題意識を持って健康管理をするっていう事自体は悪い事ではないですよね。
だったら、将来的にそのリスクは背負う事になりましたので、
今回の画像を自分で管理することによって、
例えば2年後4年後10年後にやる検査の画像と見比べることによって、
沢山の、やっぱり比較ができるわけですから、
それ自体も意味を持つわけですね、医療の情報っていうのは。」

うんうん、そういうことだと思います。
甲状腺がん自体は早期発見すれば、それほどやっかいなガンではないとのこと。
だから、せめて、
異常があるのかないのかを継続して注視していくことは、私たち大人の義務ではないか、と思うのです。

ゲルマニウム半導体検出器を活用しよう☆

9月号の広報つくばp8にあるとおり、市役所内にあるゲルマニウム半導体検出器による検査が市民一般の持ち込み品に開放されることになりました。
市内在住の方で、自家栽培(もちろん近所からいただいたものもOK)の農作物、地下水(井戸水)が対象です。水道水、購入したミネラルウォーターなどは対象外です。

(市販品、加工食品は市民測定所を利用しましょう!)
http://sokuteiibaraki.blog.fc2.com/blog-category-12.html
持ち物など詳しい指示は予約時に直接担当者からご確認ください。(放射線対策室)
せっかく税金で買った機械、みんなで有効に使いましょう!
プロフィール

守ろう@つくば

Author:守ろう@つくば
福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の拡散により、つくば市でも事故以前より高値の放射線量が測定されています。
「放射能汚染から子どもを守ろう@つくば」は、子ども達を放射能汚染から守りたいと願う保護者を中心に、市民有志約20名が集まり2011年6月に結成しました。

子ども達を放射能汚染から守るために活動しています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カレンダー
11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
カテゴリ
リンク
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム