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放射線まめ知識~ペトカウ効果~

『ペトカウ効果』って知ってますか?
内部被爆の怖さを象徴する実験です。
知っておくと良いと思うので、ご紹介します。

~「内部被曝の脅威」肥田舜太郎/鎌仲ひとみ著、ちくま新書、2011年より~
 ≪放射線の人体に対する影響の医学的な解明を阻んでいた壁の一つは、放射線に対する細胞膜の強大な障壁だった。アブラム・ペトカウは1972年、マニトバにあるカナダ原子力委員会のホワイトシェル研究所で全くの偶然から、ノーベル賞に匹敵する次のような大発見をした。即ち、「液体の中に置かれた細胞は、高線量放射線による頻回の反復放射よりも、低線量放射線を長時間、放射することによって容易に細胞膜を破壊することができる。」ことを実験で確かめたのである。

 ペトカウは牛の脳から抽出したリン脂質で作った細胞膜モデルに放射線を照射して、どのくらいの線量で膜を破壊できるのかの実験をしていた。エックス線の大装置から15.6シーベルト/分(許容線量は1ミリシーベルト/年)の放射線を58時間、全量35シーベルトを照射してようやく細胞膜を破壊することができた。
 ところが、実験を繰り返すうち、誤って試験材料を少量の放射性ナトリウム22が混じった水の中に落としてしまった。リン脂質の膜は0.00001シーベルト/分の放射線をうけ、全量0.007シーベルトを12分間被曝して破壊されてしまった。彼は何度も同じ実験を繰り返してその都度、同じ結果を得た。そして、放射時間を長く延ばせば延ばすほど、細胞膜破壊に必要な放射線量が少なくて済むことを確かめた。こうして、「長時間、低線量放射線を照射する方が、高線量放射線を瞬間放射するよりたやすく細胞膜を破壊する」ことが、確かな証拠を持って証明されたのである。これが、これまでの考えを180度転換させた「ペトカウ効果」と呼ばれる学説である。≫

内部被曝も外部被曝もシーベルトが同じなら与える影響は全く同じ・・・と言われていますが、この実験では35シーベルト外部被曝した細胞膜と0.007シーベルト内部被曝した細胞膜が同じ影響を受けることを表しています。つまり内部被曝の方が5000倍も影響力が強い?!

もちろん、これは試験管の中の話であり、ヒトでも同じく5000倍なのかと言われればそうではないと思います
が・・・つくばで暮らす子供たちのことを思うと、やはり少しでも内部被曝は減らしたいと思う管理人でした。

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守ろう@つくば

Author:守ろう@つくば
福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の拡散により、つくば市でも事故以前より高値の放射線量が測定されています。
「放射能汚染から子どもを守ろう@つくば」は、子ども達を放射能汚染から守りたいと願う保護者を中心に、市民有志約20名が集まり2011年6月に結成しました。

子ども達を放射能汚染から守るために活動しています。

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