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県へ要望書を提出してきました.

県への提出状況について,きちんと報告しなければと思いながら,なかなかできずすみません.
11月28日(月),水戸の県庁へ健康調査の要望書を提出してきました.
@つくば4人,水戸1人,笠間1人,龍ヶ崎1人の,計7人で行きました.

要望書の提出団体は,放射能関係25,その他育児サークルなど23の計48団体に膨れ上がりました.
直前まで連絡くださった各会の皆様,ありがとうございました.

当日3回NHKニュースで流され,新聞各紙も翌日の朝刊で取り上げていただいた通りですが,
行ってみた感想は,予想外に多くの報道陣と,
知事は会えないとのことだったので,担当課長に渡すのかと思いきや,
保健福祉部次長以下ものものしい雰囲気で,会議室での面談となり,
メモも取らず,とにかく言いたいことを言い,聞きたいことをたずねるので精一杯でした.
録音するべきだった,記録係を用意しておけばよかった・・・と反省しています.

[要望書提出時のやりとり]

県側の発言を覚えている範囲で整理すると,
「福島県で調査して,内部被曝は,一番多い人で生涯被ばくが70歳までと想定して2~3mSvで,
問題ない範囲なので,茨城県では調査は必要ないと考えている.
福島県の調査結果は福島県のHPで公表されている.」
というのが,基本姿勢でした.
「ホールボディカウンターではベクレルを測定するが,その数値はどれくらいか?」と聞くと,
「ベクレルではなく,線量当量で判断している」と,ベクレルの数値は把握していないようでした.
それで,「セシウムなどが何ベクレル体内にあって,それを線量当量で何シーベルトと換算するかの係数は,いくつもの想定を元にモデル化しており,その想定に問題があると指摘する専門家もいて,見方は2つに分かれているが,どう考えているか」とたずねた(気がする)のですが,
それに対する明確な答えはなく,「専門家の意見に従っているので,自分たちは専門家でないから・・」という答えでした.
これではらちが明かないと思い,「そういうお考えなのですね,わかりました」と,引き下がってしまいました.
その後,6人がそれぞれに気持ちを訴え,
茨城に住み続けたいので安心して暮らせるように,
子ども達や妊婦,これから子どもを育てようとしている県民のために,懸命な判断をして欲しい・・・
という趣旨の発言をした(と思います.)

事前に担当係長に訪問の時間調整で電話したときには,
その日に健康影響について専門家の意見を聞く会議が開かれると聞いていたのですが,
当日,保健福祉部次長にたずねると,そのような会議はない,とのこと.
係長に確認すると,「勘違いしていた,直接の担当ではないので・・・」とのことでした.
非公式な会議なのか,延期したのか,なんだか不透明な感じでした.

(県議会議員からの情報で,実は会議は開かれていたと分かりました.
なぜ,隠すのか,不思議です.)

[ その後の動き]

この要望書提出がきっかけでか,今開かれている県議会では,一般質問や委員会審議で
健康調査の必要性について複数の県議が追求しています.
知事側の答弁は変化していないようですが,
委員会として,意見を出そうという動きもあるようです.

茨城レベルの汚染では,安全だから健康調査は必要ない,という知事のスタンスですが,
調べないで安全というのでなく,調べてから安全を証明して欲しいと思います.
茨城で子供達を安心して育てることができるために,まだまだいろんな取り組みが必要だと感じています.
守ろう@つくばでは,みんなの知恵と力を出し合い,
県の要望書でつながった各地の皆さんとも協力して,
出来ることを探し,取り組んでいきます.
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県への要望書、続々と提出団体が増えています。

11月28日提出予定の県への要望書ですが、提出団体の申し出が続々届いています。
提出団体を追加した要望書をアップしました。

http://blog-imgs-15.fc2.com/f/o/r/forchildrentsukuba/20111124161019a42.htm

この要望書提出を準備している間に、龍ヶ崎市の仲間から、
「市長に出した、ホールボディカウンター設置の要望書を、市長が市長会に持っていき、
茨城県市長会として国に要望を出しているらしい」との情報が届きました。

みんなの思いが市長さん達にも届いたのか、市長さん達も必要性を感じているのか、
とにかく、要望書の内容実現に向けて、光が見えてきました。

要望書提出までもう少しです。
知事さんに直接お渡しできるとよいのですが。
申し入れしており、返事待ちです。

県へ要望書を準備中です。

「福島第一原子力発電所の事故による被ばくに関する健康調査を求める要望書」を,
県内各地の団体連名で提出しようと準備中です.
今のところの完成版は ↓ です.
http://blog-imgs-15.fc2.com/f/o/r/forchildrentsukuba/20111122233951895.htm
11月28日に県庁へ提出予定です.
提出者に参加していただける団体の方は,27日正午までにご連絡ください.
(ファイルには代表者名など個人情報は省略しておりますが,実際は,氏名,連絡先を記載して提出します.)

また,11月28日の提出に一緒に行く人も募集中です.
11時ごろ,提出予定です.

県への要望書,今のところの完成版です.

「福島第一原子力発電所の事故による被ばくに関する健康調査を求める要望書」を,
県内各地の団体連名で提出しようと準備中です.
今のところの完成版は ↓ です.
http://blog-imgs-15.fc2.com/f/o/r/forchildrentsukuba/2011112223225281f.htm

11月28日に県庁へ提出予定です.
提出者に参加していただける団体の方は,27日正午までにご連絡ください.
(ファイルには代表者名など個人情報は省略しておりますが,実際は,氏名,連絡先を記載して提出します.)

また,11月28日の提出に一緒に行く人も募集中です.
11時ごろ,提出予定です.

県への要望書が出来上がりました.

最終調整中だった,県への要望書が確定しました.

一緒に提出者に名前を連ねてくれる団体を募集しています.
このブログへのメールでも受け付けます.
締め切りは11月27日正午まで.
28日に県庁へ提出に行く予定です.
一緒に提出に行ってくださる方も募集中です.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

要望書


茨城県知事  橋本 昌 殿


東日本大震災により被災した東京電力福島第一原子力発電所は、大気中への放射性物質漏洩という大事故を起こしました。
私たちが暮らすこの茨城県にも大量の放射性物質が降り注ぎ、平常時の数倍に及ぶ放射線に曝されながら生活するという厳しい覚悟を強いられています。 
事故から8ヶ月を過ぎた今も効果的な環境除染は、ほとんど進んでおりません。それにより県内各地で、被ばく限度である年間1m㏜を大きく上回る地点が広く存在しています。
また、食品への汚染も続いており、食品検査の拡充や、店頭での品質安全表示・安全基準指導なども進んでいません。私たちは未だに大きな不安と混乱の中におり、子をもつ親として、放射線が健康に及ぼす影響を日々心配しています。
知事は、この事柄に関して、どうお考えになっているでしょうか。
私たちは、将来の子どもたちのため、黙って見過ごすことなどできません。次世代のため、出来うる限りのことをするつもりでおります。

そこで私たちは茨城県に対して、県内在住の放射線によるリスクの高い方への健康調査を直ちに実施するよう求めます。
最新の知見に依る詳細な検査を行い、茨城県民の被ばくの実態を明らかにしてください。とりわけ、リスクの高い子どもへの調査は一日も早く行ってください。そして、それらは一人ひとりに対して継続的に行われなければなりません。放射線の影響によって健康が脅かされることのないよう、あらゆる手段を講じてください。
なお、測定する機械(ホールボディカウンター)は高額な医療機器とのことで、国へ追加予算を要請もしくは、東京電力への損害賠償を申し立てるなどをしてくださいますようお願いします。
この事態を放置し、将来に禍根を残すようなことは断じて許されません。
全県民に明るい未来の約束をお願いいたします。

【要望事項】

① 乳幼児(事故当時乳幼児だった方・事故後に生まれた方)・児童・18歳未満の方・妊産婦・妊娠を望む方の、外部被ばく及び内部被ばくの状況とその影響を調べる継続的・定期的な健康調査。

 ② ①の検査のために必要なホールボディカウンターの県内各地への設置や、内部被ばくを調べる精度の高い尿検査など、検査体制の実現。

 ③ ホールボディカウンターの設置に予算措置等のため時間を要する場合には、尿検査、血液検査など、現在実施可能な調査を先行させる。これにより、一日も早く県民の被ばくの実態を把握し、これ以上の被ばくを避ける対策を行なう。

④ これらの健康調査にかかる費用については、国への追加予算を要請もしくは、東京電力への損害賠償を申し立てる。

以上を要望いたします。

      平成23年11月28日

提 出 者

  放射能汚染から子どもを守ろう@つくば 代表 ・・・・・
プロフィール

守ろう@つくば

Author:守ろう@つくば
福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の拡散により、つくば市でも事故以前より高値の放射線量が測定されています。
「放射能汚染から子どもを守ろう@つくば」は、子ども達を放射能汚染から守りたいと願う保護者を中心に、市民有志約20名が集まり2011年6月に結成しました。

子ども達を放射能汚染から守るために活動しています。

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