崎山比早子氏講演会「原発事故と健康被害」
来る6月9日、崎山比早子先生の「原発事故と健康被害~無視され続けてきたがん以外の健康被害~」と題した講演会が開催されます。
最近のニュースで、水俣病の認定を求め長く裁判を続けて来られた方にやっと裁判所の判断が下ったとありましたね。57年に及ぶ闘いです。しかも当のご本人はすでに亡くなっている。
この方たちの認定を阻んだのは、国が出した認定基準。新聞記事にはこうあります。
“感覚障害や運動失調、視野狭窄(きょうさく)など複数の症状が重なっていることが大原則で、行政審査は今回の原告のような感覚障害のみの場合は認めようとせず、「患者切り捨て基準」と批判された。
事実、潜在患者が20万人ともいわれる中で認定患者は2975人(今年3月末時点)と少ない。”
どうです?
このまま黙っていたら今回の事故による健康被害も“甲状腺がん以外は認めない”ってなりそうじゃないですか?
まずは私たちが勉強しましょう。
「知る」ことから始めましょう。

最近のニュースで、水俣病の認定を求め長く裁判を続けて来られた方にやっと裁判所の判断が下ったとありましたね。57年に及ぶ闘いです。しかも当のご本人はすでに亡くなっている。
この方たちの認定を阻んだのは、国が出した認定基準。新聞記事にはこうあります。
“感覚障害や運動失調、視野狭窄(きょうさく)など複数の症状が重なっていることが大原則で、行政審査は今回の原告のような感覚障害のみの場合は認めようとせず、「患者切り捨て基準」と批判された。
事実、潜在患者が20万人ともいわれる中で認定患者は2975人(今年3月末時点)と少ない。”
どうです?
このまま黙っていたら今回の事故による健康被害も“甲状腺がん以外は認めない”ってなりそうじゃないですか?
まずは私たちが勉強しましょう。
「知る」ことから始めましょう。

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《漢人明子さん講演会》報告
チェルノブイリの事故後、1990年から22年間にわたり食品の放射能検査を行ってきた、「小金井市放射能測定室」の漢人(かんど)明子さんの講演会を聴きに行ってきました。
参加者は40~50人、牛久市生涯学習センターの講座室は満席でした。
漢人さんは小金井市の市議会議員でもあるとのことですが、この3月31日で市議のお仕事からは身を引かれるそうです。でも漢人さんの活動拠点の「市民自治こがねい」から交代で当選された方がいるそうですので、活動は変わらず継続されるようです。(つくば市民ネットみたいですね♪)
お話は「いかにして市民測定所を発足・運営してきたか、市民測定所の意義は何なのか」から始まり、「内部被曝をどう捉えるのか・これからなすべきこと」や、さらには「これ以上汚染させないために脱原発をすすめていかなければならない」など多岐にわたりました。
ここでは、報告として一部を紹介させていただきます。
~なぜ、小金井の市民測定所は22年も継続できたのか~
同時期に中野区でも市民測定所が開設されたそうですが、長続きしなかったそうです。
それは、「運営のすべてが自治体だったため、測定依頼が少なくなると“必要ない”と判断されてしまった。」
からだとのこと。
小金井で良かったのは、市の職員がするのは測定依頼を受けるところまでで、実際の測定は漢人さんを含む有志 のグル―プが行っていた、という行政との2人3脚だったのがひとつ。
そしてもうひとつは、小金井でも一般市民からの測定依頼は1年に1~2回だけだったが、メンバーで測定係と測定 依頼係を決め、測定が継続して行われるようにしたこと、が挙げられていました。
なぜそこまでしたかというと、メンバーの基本に「反原発」があり、市民測定所の継続はそのメッセージになるからだ、という風におっしゃっていました。
測定を続けるうちに、イタ飯が流行したころはポルチーニ茸の高濃度汚染を検出したり、ブルーベリーが流行しだしたころにはジャムやワインから次々と検出したりして、輸入時における各検疫所の規制強化にこぎつけます。
また、3.11後は流通していた干しシイタケから高濃度の汚染を検出、小金井ではありませんが福島の二本松市民測定所が明治の粉ミルクから汚染を検出し検査のすり抜けを発見、生産者やメーカー・業者に対する大きな抑止力となりました。
このように人と人とがつながって継続して活動していけば、市民の声は決して小さくはなく、政治を動かし得るものであるということも熱く語っていらっしゃいました。
~内部被曝をどう捉えるか~
チェルノブイリの事故から20年経ってもブルーベリーワインから放射能が検出される現実。
福島の事故による放射能汚染とは長い付き合いになっていく。いかに隔離し続けるかがポイント。
今の食品の安全基準は内部被曝を前提としており、国が出した試算では乳幼児だけではなく、13~18歳男子の被曝量が最も大きい。給食の測定についてはこれからも声をあげるべき。
放射能による健康リスクはガンだけではなくいろいろあるので注視しなければいけない。
ただし健康リスクを考えた場合、放射能は新たなリスクのひとつであるという認識をもつべきだ。
この50年で野菜の栄養価の変化は著しく、ビタミンCやカルシウムなどの含有量は半分以下に低下している。
形がきれいな野菜が喜ばれるが、果たして「食」をこのままにして良いのか、ということをみんなで考えなければいけない。
~おまけの話「女性がいると議会が変わる」~
この3月の朝日新聞の記事に原発反対?賛成?のアンケートを取った記事が。
男性は「賛成」の声も多いなか、女性は圧倒的に「反対」多数。
女性は「命」とか「生活」に関して男性とは違う感覚をもつ。
国会議員に占める女性比率ランキングでは日本は125位。
女性が議会にいるだけで、議論の質が変わる。小金井では今回半数近くが女性議員。
男性議員にとっても良い刺激となる。
今年の参院選にはいよいよ国政にお仲間が立候補するそうです。
以上、拙い報告で申し訳ありません。
内部被曝=食に関するお話では、「放射能もひとつのリスク」という視点でした。
これからは農薬や栄養価のことだけではなく、遺伝子組み換え食品についてもTPPで推進されてしまいそうですもんね。私たちも勉強して、口うるさくならなければいけないと思いました。
それと、つくば市民測定所の測定依頼が最近少なくなっているそうです。
小金井では200mlの少量でも検査が行えるようにしている、という話をうけてつくば市民測定所の方が「前から検討はしていたが、少量でも検査できるように体制を整えていきたい」とおっしゃっていました。試料1kgって用意するの結構たいへんですもんね。つくば市の測定室とは違って、市販のものも測れます。
もっと活用しましょう!
参加者は40~50人、牛久市生涯学習センターの講座室は満席でした。
漢人さんは小金井市の市議会議員でもあるとのことですが、この3月31日で市議のお仕事からは身を引かれるそうです。でも漢人さんの活動拠点の「市民自治こがねい」から交代で当選された方がいるそうですので、活動は変わらず継続されるようです。(つくば市民ネットみたいですね♪)
お話は「いかにして市民測定所を発足・運営してきたか、市民測定所の意義は何なのか」から始まり、「内部被曝をどう捉えるのか・これからなすべきこと」や、さらには「これ以上汚染させないために脱原発をすすめていかなければならない」など多岐にわたりました。
ここでは、報告として一部を紹介させていただきます。
~なぜ、小金井の市民測定所は22年も継続できたのか~
同時期に中野区でも市民測定所が開設されたそうですが、長続きしなかったそうです。
それは、「運営のすべてが自治体だったため、測定依頼が少なくなると“必要ない”と判断されてしまった。」
からだとのこと。
小金井で良かったのは、市の職員がするのは測定依頼を受けるところまでで、実際の測定は漢人さんを含む有志 のグル―プが行っていた、という行政との2人3脚だったのがひとつ。
そしてもうひとつは、小金井でも一般市民からの測定依頼は1年に1~2回だけだったが、メンバーで測定係と測定 依頼係を決め、測定が継続して行われるようにしたこと、が挙げられていました。
なぜそこまでしたかというと、メンバーの基本に「反原発」があり、市民測定所の継続はそのメッセージになるからだ、という風におっしゃっていました。
測定を続けるうちに、イタ飯が流行したころはポルチーニ茸の高濃度汚染を検出したり、ブルーベリーが流行しだしたころにはジャムやワインから次々と検出したりして、輸入時における各検疫所の規制強化にこぎつけます。
また、3.11後は流通していた干しシイタケから高濃度の汚染を検出、小金井ではありませんが福島の二本松市民測定所が明治の粉ミルクから汚染を検出し検査のすり抜けを発見、生産者やメーカー・業者に対する大きな抑止力となりました。
このように人と人とがつながって継続して活動していけば、市民の声は決して小さくはなく、政治を動かし得るものであるということも熱く語っていらっしゃいました。
~内部被曝をどう捉えるか~
チェルノブイリの事故から20年経ってもブルーベリーワインから放射能が検出される現実。
福島の事故による放射能汚染とは長い付き合いになっていく。いかに隔離し続けるかがポイント。
今の食品の安全基準は内部被曝を前提としており、国が出した試算では乳幼児だけではなく、13~18歳男子の被曝量が最も大きい。給食の測定についてはこれからも声をあげるべき。
放射能による健康リスクはガンだけではなくいろいろあるので注視しなければいけない。
ただし健康リスクを考えた場合、放射能は新たなリスクのひとつであるという認識をもつべきだ。
この50年で野菜の栄養価の変化は著しく、ビタミンCやカルシウムなどの含有量は半分以下に低下している。
形がきれいな野菜が喜ばれるが、果たして「食」をこのままにして良いのか、ということをみんなで考えなければいけない。
~おまけの話「女性がいると議会が変わる」~
この3月の朝日新聞の記事に原発反対?賛成?のアンケートを取った記事が。
男性は「賛成」の声も多いなか、女性は圧倒的に「反対」多数。
女性は「命」とか「生活」に関して男性とは違う感覚をもつ。
国会議員に占める女性比率ランキングでは日本は125位。
女性が議会にいるだけで、議論の質が変わる。小金井では今回半数近くが女性議員。
男性議員にとっても良い刺激となる。
今年の参院選にはいよいよ国政にお仲間が立候補するそうです。
以上、拙い報告で申し訳ありません。
内部被曝=食に関するお話では、「放射能もひとつのリスク」という視点でした。
これからは農薬や栄養価のことだけではなく、遺伝子組み換え食品についてもTPPで推進されてしまいそうですもんね。私たちも勉強して、口うるさくならなければいけないと思いました。
それと、つくば市民測定所の測定依頼が最近少なくなっているそうです。
小金井では200mlの少量でも検査が行えるようにしている、という話をうけてつくば市民測定所の方が「前から検討はしていたが、少量でも検査できるように体制を整えていきたい」とおっしゃっていました。試料1kgって用意するの結構たいへんですもんね。つくば市の測定室とは違って、市販のものも測れます。
もっと活用しましょう!
漢人(かんど)明子さん講演会
講演会のお知らせです^ ^
3月31日(日)13:30~16:00 牛久市中央生涯学習センター 中講義室 参加費無料
環境学習同好会主催
「『内部被ばく』こうすれば防げる
~放射能を22年間測り続けた女性市議からのアドバイス~」
講師:漢人(かんど)明子さん(東京都小金井市議会議員)
漢人明子さんは、チェルノブイリ原発事故をきっかけに、市民測定所を開き、現在に至るまで継続して、測定と行政への働きかけを続けてこられました。
放射能の正しい測り方、行政、学校への働きかけ方、危険な食品の見分け方など、チェルノブイリ事故以降、市民の立場で「内部被ばく」を避ける方法を実践してきたことを、今に生かすお話をしてもらいます。これからの私たちに必聴です!!
この講演会を主催する「環境学習同好会」は、原発をはじめとする環境問題を考えるため、DVD鑑賞会を主とした活動を長年にわたって行ってきました。
今年に入って、1月に「高速増殖炉もんじゅー明かされた真実」、2月に「野呂美加さん講演会記録@南相馬市」などのDVD鑑賞会が開催されています。
申し込み不要です。
子どもはパパに任せて、貴重な現場のお話を伺いに参りましょう
3月31日(日)13:30~16:00 牛久市中央生涯学習センター 中講義室 参加費無料
環境学習同好会主催
「『内部被ばく』こうすれば防げる
~放射能を22年間測り続けた女性市議からのアドバイス~」
講師:漢人(かんど)明子さん(東京都小金井市議会議員)
漢人明子さんは、チェルノブイリ原発事故をきっかけに、市民測定所を開き、現在に至るまで継続して、測定と行政への働きかけを続けてこられました。
放射能の正しい測り方、行政、学校への働きかけ方、危険な食品の見分け方など、チェルノブイリ事故以降、市民の立場で「内部被ばく」を避ける方法を実践してきたことを、今に生かすお話をしてもらいます。これからの私たちに必聴です!!
この講演会を主催する「環境学習同好会」は、原発をはじめとする環境問題を考えるため、DVD鑑賞会を主とした活動を長年にわたって行ってきました。
今年に入って、1月に「高速増殖炉もんじゅー明かされた真実」、2月に「野呂美加さん講演会記録@南相馬市」などのDVD鑑賞会が開催されています。
申し込み不要です。
子どもはパパに任せて、貴重な現場のお話を伺いに参りましょう
3/12 神田香織公演が開催されます!
@つくばも協賛している、事故から2年めの大きなイベントです。
神田香織さんは、福島県いわき市の出身。ジャズ講談や一人芝居の要素を取り入れた新境地を切り開き、独自の講談を次々と発表しています。
来たる3/12の上演にあたって次のようにおっしゃっています。
『26年前から「はだしのゲン」を、9年前から「チェルノブイリの祈り」を語ってきました。チェルノブイリ事故やヒロシマから学ぶこと。人々の祈りを語ること。私は作品を通じて懸命に反核を訴えてきました。それなのに故郷が無惨なことに…悔しくてたまりません。福島県民が心身の平安を取り戻し、こどもたちが安全に成長できることを祈って、これからも語り続けます。』
前売りチケットまだあります!
お問い合わせ下さいm(_ _)m
【作品紹介】 「はだしのゲン」 http://www.ppn.co.jp/kannda/frame/index.html
「チェルノブイリの祈り」 http://www.ppn.co.jp/kannda/frame/index.html
日時:2013年3月12日(火・祝)
昼の部15:30~「福島からの報告」 立体講談 「はだしのゲン」
夜の部19:00~「福島からの報告」 立体講談 「チェルノブイリの祈り」
場所:つくばノバホール(茨城県つくば市吾妻1-10-1)
チケット:(各部ごと)
一般 (前売)1500円、(当日)1800円
学生・障がい (前売)800円、(当日)1000円
高校生以下 無料
保育はお問合わせ下さい
チケット取扱い(TELの市外局番029):
友朋堂書店吾妻本店852-3665・桜店・梅園店、花小路857-8845、ぶっくらんど新洋堂
822-7589、カフェベルガ859-0194、 ワインの鈴木屋821-1938、つくば市市民活動セ
ンター855-1171、千年一日珈琲焙煎所875-5092、岩瀬文具店867-0178
チケット申し込みフォーム
http://form1.fc2.com/form/?id=802405
(当日受付にて清算の事前申し込みチケットです)

主催:脱原発ネットワーク茨城
〒305-0004つくば市柴崎955-5ともいき舎(花小路内)
TEL 029-869-9108 FAX 029-862-5450
http://nonukes-ibaraki.seesaa.net
代表メールnonukes.ibaraki@gmail.com
振替口座 00100-2-466803
加入者名 脱原発ネットワーク茨城
神田香織さんは、福島県いわき市の出身。ジャズ講談や一人芝居の要素を取り入れた新境地を切り開き、独自の講談を次々と発表しています。
来たる3/12の上演にあたって次のようにおっしゃっています。
『26年前から「はだしのゲン」を、9年前から「チェルノブイリの祈り」を語ってきました。チェルノブイリ事故やヒロシマから学ぶこと。人々の祈りを語ること。私は作品を通じて懸命に反核を訴えてきました。それなのに故郷が無惨なことに…悔しくてたまりません。福島県民が心身の平安を取り戻し、こどもたちが安全に成長できることを祈って、これからも語り続けます。』
前売りチケットまだあります!
お問い合わせ下さいm(_ _)m
【作品紹介】 「はだしのゲン」 http://www.ppn.co.jp/kannda/frame/index.html
「チェルノブイリの祈り」 http://www.ppn.co.jp/kannda/frame/index.html
日時:2013年3月12日(火・祝)
昼の部15:30~「福島からの報告」 立体講談 「はだしのゲン」
夜の部19:00~「福島からの報告」 立体講談 「チェルノブイリの祈り」
場所:つくばノバホール(茨城県つくば市吾妻1-10-1)
チケット:(各部ごと)
一般 (前売)1500円、(当日)1800円
学生・障がい (前売)800円、(当日)1000円
高校生以下 無料
保育はお問合わせ下さい
チケット取扱い(TELの市外局番029):
友朋堂書店吾妻本店852-3665・桜店・梅園店、花小路857-8845、ぶっくらんど新洋堂
822-7589、カフェベルガ859-0194、 ワインの鈴木屋821-1938、つくば市市民活動セ
ンター855-1171、千年一日珈琲焙煎所875-5092、岩瀬文具店867-0178
チケット申し込みフォーム
http://form1.fc2.com/form/?id=802405
(当日受付にて清算の事前申し込みチケットです)

主催:脱原発ネットワーク茨城
〒305-0004つくば市柴崎955-5ともいき舎(花小路内)
TEL 029-869-9108 FAX 029-862-5450
http://nonukes-ibaraki.seesaa.net
代表メールnonukes.ibaraki@gmail.com
振替口座 00100-2-466803
加入者名 脱原発ネットワーク茨城